血管造影剤MRI
翌日の午前中には退院できましたこの検査入院ですが、2泊3日で58820円
幸い入っていた保険でカバーできました。
造影剤を使ってのMRI画像がこちら。
動脈瘤の根本 ネックと呼ばれる部分がかなり広いのと、二度見必須の歪な形
そして、実際7ミリ
結局のところ、これはそのうち破裂してくも膜下出血となるのか… それはいつなのか…なんてことはわからない。確率でいえば1.56%
一生破裂しないままかもしれないし、だとしたら、リスクある開頭手術で後遺症が出ることの方が問題なのではないか とかね。
主治医からは、あなたの人生しかかかっていない手術。、と言われており、悩ましい。
主治医から提案された答えは3つ。
① 開頭クリッピング手術する
② コイルを埋め込む手術する。ただし、形が歪でネックが広いため 逆にリスクが大きい
③ 定期的にMRIを撮り要観察していく。
すぐには答えが出ないだろうから、と、26日まで考えて欲しいと再診予約をして帰りました。
血管造影剤MRI
この検査自体は痛みも何も無く、手術台の頭の部分をぐるぐると回るカメラがある。
目を瞑っていてもバチバチっと時々稲妻のようなものが見えた。多分これが脳動脈なんだろう。
術後麻酔が覚めるまで手術台に横になったまま主治医が止血をしてくれていた。
右鼠蹊部の止血が済んで、麻酔が覚める頃病棟看護師が二人迎えに来た。
「病棟の看護師さんって本当時間通り来るんだねーすごいねー
と言う主治医の声が聞こえた。
病棟看護師も含めて、手術台からベッドに移動させるため マットのような物を4人くらいで掴んで 例のドラマで見るような
「1!2!3!」
の掛け声と共にベッドに移動
人生初の1!2!3!
を体験できた事に感動しながら、病棟に戻って来ました。
病棟のベッドの上で時間まで動いてはいけないと言われても もういい加減トイレに行きたいw
でもダメらしく、オムツでしてください。と言われひたすら我慢
ふと、昨年産まれた孫娘のみーちゃん8ヶ月の事を考えた。うん。オムツ嫌だよね。
水は飲んでも良い。寝ながら飲めるようにペットボトル用ストロー必須です。
血管造影剤MRI
手術当日は術衣に着替えてオムツを着用
手術室に着くと 乗って来たベッドと手術台の高さを合わせて自分で手術台に移動。
頭を固定して これから麻酔という時に手術室の看護師さんに 好きな音楽は何ですか?と聞かれた。あ…クラッシックですと答えると、クラッシックだって!と奥の男性看護師に言う。え?プラスチック?とその男性看護師が答え クラッシック!と怒鳴り返す女性看護師
術中に音楽かけてくれるんだぁー
クスクスと笑いながら麻酔が始まった。
部分麻酔と言っても、以前やったことのある部分麻酔と違ってかなり意識が遠のく。
病室から付けていたマスクの上から酸素マスクを付けられる え?マスクオンマスク!?と困惑する自分…
少し感覚過敏気味なので苦手である。マスクをつけたままでいると耳が痛くなるし、酸素マスクがズレる。
意識が遠のく中造影剤MRI検査がスタートした。
血管造影剤MRI
この時入院していたのが整形外科病棟 車椅子や杖などの患者さんが多い中基本皆さん元気で活気がある。そして、女性だらけ。
車椅子に乗ったおばさま方の集団が廊下で井戸端会議などをしているような賑やかな病棟でした。
子供が小学校に上がる時の説明会で教頭先生が、女性は幾つになっても友達を作ることができて羨ましいと、騒がしい保護者に嫌味混じりに話したのをふと思い出した笑
ドラマで見るような教授回診が行われたのだけど、看護師さんが他の入院患者のカーテンを開けて回る中、私だけしっかりとカーテンが閉められ、教授が ここは?と尋ねると 脳外です と答え当然ながらスルーされる中 カーテンの隙間から、ほぉ!と教授回診を眺めていた笑
さあ、検査当日の昼食は無し。飲水もダメと言われて時間が来ると、二人の看護師さんが現れベッドごと移動。
ベッドに横になったまま、コロナ対策でマスクを着用して手術室に向かいます。
血管造影剤MRI
この造影剤MRI検査のために入院当日された点滴
もうなんか変と素人ながらに思いお嫁ちゃんにLINEで相談
これって正常なの?と聞いたところ
以下お嫁ちゃん談
血液が戻っているのは大丈夫です。
専門的な話をすると、点滴が終わったあとにヘパリン入り生食注を打ってカテーテル内を充填することで固まらないようになっているからです☺️
血圧が高いなどあると、このロックを超えて、血液が逆流してくるのですが、そうなると、留置針の先端がかさぶたのように固まって使えなくなって刺し直しになってしまうので、
しっかりした血液が戻ってくるようであれば伝えてもいいと思います。
・固定が残念な感じなので、寝てる時に間違えて抜けたら怖いのでしっかり止めて欲しいなど伝えてもらえば、直してくれると思います💦
とのこと。私が直してあげたい とまで言ってくれましたw
そして、前日について言い忘れましたが、突然病棟看護師さんがバリカンを持って現れ、今からシャワー室で陰毛を全て剃ってくださいとのこと!?
右脚の付け根 鼠蹊部から管を通した後止血のためとにかくテープでがんじがらめに止められると…
ええっ…
この腕の点滴部分にビニール袋を被せてテープでしっかりと塞いで慌ててシャワー室へ。
時間が無いので頭や身体は流す程度で10分程でお願いしますと言われもう何が何だか…
未破裂動脈瘤が見つかるまで4
さて、この動脈瘤 近所のK脳神経内科での見立ては3ミリ と、言われたのですが、その翌週に行った埼玉医大医療センターで見てもらったところ7ミリ
あれ?
脳動脈瘤は5ミリからが治療を検討するサイズ。3ミリなら要観察となって まあ、定期的にMRIでも撮ればいいのかな程度の構えだったのが、大変な事になってしまった。
今後お世話になるI医師も
「3ミリって紹介状に書いてあるからまあ要観察でいいかなんて思ってたら、これ7ミリじゃん!」
となり、医師共々頭を抱えてしまった。
そして、そのばで、実際本当に7ミリあるのか、また、この動脈瘤の形状がはたしてどうなのか、これ以上無いくらいはっきりと見える造影剤MRIを検査入院をしてやりましょうとなった。
検査入院はその10日後 2月6日から入院7日に造影剤MRIを行い8日退院となった。